猫背がもたらす心の影響

いきなりですが皆様は姿勢が良いですか?
猫背がなぜ体に悪いのか少し今回は「心」に紐づけてお伝えさせていただきます!

猫背とは

猫背とは、背筋が曲がっている状態のことを指します。

細かく分類できるのですが、ここでは猫背と一括りにさせていただきます。

多くの人が抱える姿勢の問題で、特にデスクワークが多い人や、長時間のスマホなどの使用によって引き起こされています。その結果、肩こりや腰痛に繋がりお仕事のパフォーマンスが下がったり自律神経の乱れで質の良い睡眠を取ることが難しくなったりします。

猫背が引き起こす心の影響

猫背は、心身に様々な影響を与えます。

まず、猫背の状態が続くことによって、胸郭と呼ばれる肺や心臓を守っている鳥籠のような構造をしている部分の圧迫が生じ、呼吸が浅くなり、酸素供給が悪くなるため、ストレスが増大してしまいます。

呼吸はとても自律神経と関わりが深いものになります。

吸う時は交感神経(興奮作用)が優位になり、息を吐く時は副交感神経(リラックス作用)が働くと言われています。この自律神経は自分の意思で動かすことは出来ませんが、呼吸法で、ある程度は支配することが出来ます。なのでリラックスしたいので吐く時間を長くしたいのですがこれが猫背になると胸を張ることが出来ないので、吸う事の方がメインになってしまいます。これが猫背が良くないと言われる1つの理由です。

また、猫背が続くと、背骨に負荷がかかり、神経系のバランスが崩れ、不安障害、自律神経の乱れにも繋がり心の病気を引き起こすこともあるとされています。

加えて、猫背によって筋肉の緊張が増えたり、神経の働きが鈍くなったりすることにより、肩こりや頭痛、寝違えなどの身体的なトラブルを引き起こしやすくなります。

猫背によって心身が疲弊してしまうことがあるので、姿勢を改善することが必要です。

猫背の原因

猫背の主な原因は、長時間のデスクワークやスマホの使用による姿勢の乱れ、 筋肉の弱さや不足、そして、運動不足です。 特にアンバランスな筋肉の使い方や運動不足は、 猫背を引き起こす重要な原因であるといえます。

また、ストレスや精神的な緊張も猫背の原因になることがあります。 ストレスや不安が強くなると、自然に猫背になる人もいるのです。

猫背を改善する方法

猫背を改善するためには、正しい姿勢を意識することが重要です。 長時間のデスクワークやスマホ利用など、 猫背を引き起こしやすい活動を行う際には1時間に1回の軽いストレッチや運動を行い、 筋肉をほぐすように心掛けましょう。 また、ヨガやピラティスなどの運動を取り入れて、筋肉トレーニングを行うことも有効です。

呼吸法の紹介

腹式呼吸

主に横隔膜の運動によって行われる呼吸で、男性に多く見られます。 副交感神経が働くのでのんびりリラックスしている時の深くゆっくりとした呼吸になります。

腹式呼吸では心拍数の減少や血圧の下降がみられるのが特徴です。

一般的に正常な呼吸は腹式呼吸と胸式呼吸が6:4の割合で行われている状態が理想です。 正しい呼吸ができていると、自律神経が整い血流改善や寝つきの改善、 痛みの緩和が期待できると言われています。

片鼻呼吸

ヨガの呼吸の1つで、片方の鼻を閉じ呼吸する鼻腔を左右交互に変える呼吸法です。 ヨガでは、左の鼻での呼吸は心身の緊張と興奮をつかさどり(交感神経が優位に働く)、 右の鼻での呼吸はリラックスと沈静をつかさどる(副交感神経が優位に働く)といわれています。


そのため、ストレス対策や自律神経を回復させる効果が得られます。

眠れないときの呼吸法

①楽な姿勢・態勢をとります


②鼻で大きく息を吸いつつ、4秒数える


③息をとめ、7秒数える


④口からゆっくり息を吐きつつ、8秒数える


②~④を4回繰り返す


休憩中、睡眠前、イライラした気分を落ち着かせたいときなど、リラックスが必要なタイミングで1日2回ほど行いましょう

いかがでしたでしょうか? 猫背がなぜ悪者扱いされているのか、 今回の記事で学べていただけたのであれば嬉しい限りです!