泉です!今回は野菜の冷蔵、冷凍についてお話ししたいと思います。折角購入した野菜をいざ使おうと思ったらシナシナになっていたり、ブクブクになっていたり切り口が変色していたり…この様な事多々あると思います。鮮度が命の野菜!無駄にせず最後まで使い切る上で知っておきたいのが新鮮さをなるべく長く保つ方法なのではないでしょうか?また野菜と言っても夏野菜や冬野菜などと言って育つ環境もそれぞれ違う為常温保存した方が良い野菜、冷蔵保存した方が良い野菜があるんです。そして冷凍保存する上で欠かせないのが冷蔵庫!冷蔵、冷凍のシンプルな物から、チルド室や野菜室…パーシャル室が付いている多機能タイプまで沢山の種類が普及しています。先ずはそれぞれの庫内がどの様な役割をして何度に設定されているのかを見て行きましょう。
冷蔵庫の温度と保存するモノ
冷蔵庫
2〜6度が設定目安とされており食材や飲み物、調味料などを保存します。
冷凍庫
-18度が設定目安となっており製氷したり冷凍食品やアイスを保存します。
野菜室
3〜7度と冷蔵庫とほぼ一緒か若干高めと言う設定ですが、密閉構造によって高い湿度を保つ事で痛みやすい野菜の鮮度を守ってくれます。
チルド室
0度が設定目安になっており食材が凍り始めるギリギリまで冷やす事が出来るのでハムなどの加工食品やヨーグルト、チーズなどの乳製品等の保存に適しています。
パーシャル室
一定容量以上の大きさの冷蔵庫の中にはこのパーシャル室と言うものがあるタイプがあります。チルド室と大変似ているのですが構造は全く異なりチルド室は0度なのに対してパーシャル室は-3度という設定になっており肉や魚が凍り始める温度です。冷凍庫とは違い完全には固まりきらないので、いざ使おうと思った際にレンジで解凍などせずにそのまま使えます。凍らせたくない乳製品などはチルド室、肉や魚といった凍らせたくないけど鮮度はキープしたい物はパーシャル室という区別が良いでしょう。以上が大まかな冷蔵庫の説明になります。
さて、いよいよ皆さんがよく使う野菜を今回、次回と2部に分けて種類別に見て行きましょう!
レタス
レタスやルッコラなど生で食べたい葉物は食感が損なわれてしまう為冷凍には不向きなのでそのまま野菜室で保存しましょう。ポイントは半分にカットされた物ではなく玉のまま購入し外側の葉から剥がして使い残りは下の写真の様に芯の部分に3本位爪楊枝を差し乾燥させない様ラップでしっかり包み芯を下にして野菜室で保存しましょう。何故爪楊枝を差すかと言うとレタスは芯の部分に「成長点」と言う細胞がある為収穫しても葉に栄養を与え続けてしまう事により鮮度を下げてしまうのです。なのでその細胞を破壊する事で日持ちする様になります。キャベツや白菜も同様に「成長点」があるので同じやり方で保存しましょう!
またレタスだけでなくキャベツや白菜の葉を外側何枚は食べられないの?と言う方も多いと思いますが実は全部食べられるんです!ただ外の葉は若干硬い為サラダには…と言う方は外の葉2枚程の硬い葉は除いて食べるか、私はスープやチャーハンに使っていますので是非アレンジしてみて下さい!
トマト
1つずつキッチンペーパーや新聞紙などで包みヘタの部分を下にして他の野菜とぶつからない様にして保存します。ミニトマトはヘタを取ってから保存するのがオススメです。そうする事によりヘタの部分からの雑菌の繁殖を防ぎ長持ちさせる事が出来ます。また冷凍保存も可能です。その時のポイントは皮を剥く(湯剥き)です。大玉トマトの場合はヘタと逆側おしりの部分に十字に薄っすらと切り込みを入れ熱湯に潜らせすぐに氷水に入れ湯剥きします。ミニトマトは爪楊枝でプツッとおしりの部分を差し同じく熱湯に潜らせると湯剥きが出来ます。
そうすれば皮も取れているので舌触り良くそのまま炒め物や、煮込み料理更にパスタなどにも使え大変便利です!
ほうれん草
ほうれん草を野菜室で保存する場合には購入してきてすぐに1度袋から取り出し新聞紙やキッチンペーパーで全体を包み再度服に戻してから保存しましょう。その際寝かせて保存すると下の負担がかかっている部分から痛んでしまうので必ず根の部分を下にして立てて保存する方が良いです。
またほうれん草の野菜室での保存目安は1週間程度となりますので、使い切らない場合や直ぐに使わない場合には冷凍保存しましょう。
その際生のまま冷凍すると解凍した時に葉がボロボロとなってしまい食感も悪くなるので私のオススメは固めの下茹でにして少しずつ小分け冷凍です。そうすればお味噌汁や炒め物などにそのまま使える上に食感も守ってくれます。
まとめ
いかがでしたか?少しのポイントと一手間を加える事で食材をしないだけではなく美味しさまでキープ出来ちゃうのです。物価高騰の今是非試してみて下さい!
次回後半編もお楽しみに!!