スマホ首について

中村です。スマホ首が将来与える影響と防ぎ方をお伝えします。

首の構造について

 人間の首の骨は頸椎と言われる7個の骨で構成されており、横から見ると緩やかなカーブを描きながらS字になっています。これを生理的前弯と呼びます。
 人間の頭の重さは体重の約10%と言われており、50kgの方は約5kgあります。
頚椎が前弯しているおかげで、頭の重さを分散させ首に負担をかける事なく動かす事が出来ます。ちなみに、頚部が15度傾くと負荷が2倍に!30度傾くと負荷が3倍に!

ここで豆知識

・キリンの頚椎=7個(哺乳類は7個)

・ フクロウの頚椎=14個(数が多いので270度も首を回す事ができる)

・ ナマケモノ=6~8個(哺乳類なのにナマケモノだけ特殊)

スマホ首(ストレートネック)とは

 首は頚椎と言われる骨が前弯(カーブ)している状態が正常と言われています。
これがスマホやパソコンなどで悪い姿勢が続き首の胸鎖乳突筋と言う筋肉が拘縮して固まり、その状態が続くと関節が変異してスマホ首(ストレートネック)につながります。

 スマホ首(ストレートネック)になると治るのに時間がかかるだけではなく、最悪の場合は下半身麻痺につながる事もあります。そのような状態にならないためにも、日常生活から正しい姿勢を取りながら、セルフケアなどで予防していく必要性があります。

スマホ首(ストレートネック)を引き起こす原因

 引き起こす原因となるものは「姿勢」です!
 特にスマホやパソコン時に多い長時間同じ姿勢でいる事がスマホ首(ストレートネック)を助長させます。身体ではどのようになっているのかもう少し詳しくお伝えしましょう。


スマホの場合
 画面を見ている時は顔や首は下を向いている事が多く、最初にお伝えしたように頚椎の生理的前弯が消失しています。そのような悪い姿勢を長時間続ける事でスマホ首が形成されていきます。

① ・スマホを長時間見る事で悪い姿勢が続く
② ・首や肩の筋肉の血流が悪くなる
③ ・疲労物質や発痛物質が蓄積する
④ ・首や肩の筋肉が硬くなったり痛くなる
⑤ ・不良姿勢が形成される
⑥ ・①に戻り負の連鎖となる

あなたは大丈夫?セルフチェック!!

 かかと・お尻・背中・後頭部を壁にくっ付けるように立ちます。このとき後頭部が壁から離れているとスマホ首の可能性は高いです。もし壁に付けられたとしても、姿勢を維持するのが難しかったりすると予備軍に含まれます。

身体への影響

考えられる症状は、次のようなものがあります。

・ 首や肩の凝り
・ 頭痛
・ ぐっすり眠れない
・ 手の痺れ
・ 呼吸が浅くなる

 身体への影響は最初は筋肉の凝りや痛みがだけだったものが、慢性化する事で頭痛や手の痺れといった症状につながります。
 最近では小学生の頃からスマホに触れる機会が多いので、大人だけの問題では無くなっています。子どもの将来の為にも今ここで正しい知識を入れておきましょう。

解剖学的に見る身体への影響

 筋肉と神経にフォーカスを当てて説明していきます。
胸鎖乳突筋
 この筋肉は胸骨と鎖骨から始まり乳様突起と呼ばれる耳の後ろにある出っ張りの頭蓋骨にくっ付きます。この筋肉を支配している神経が脳神経の副神経と頚神経叢の筋枝(C1~C3)
胸鎖乳突筋の機能は首を前に倒す(屈曲)・回す(回旋)・横に倒す(側屈)の機能があります。これらの機能が正常に働いているおかげで日頃から運動を複合させ、なに不自由なく生活を送っています。ただスマホ首(ストレートネック)になる事によって筋肉に痛みが出で滑らかに動かす事が出来ずに振り返り動作などが苦痛になります。
 神経から見るとまず副神経という神経は他にも僧帽筋という筋肉も支配をしています。
僧帽筋は肩から首周りにある大きな筋肉でこの神経伝達であったり2つの筋肉の血流が悪くなる事によって首凝り・肩凝りが強くなります。
 次に頚神経叢(C1~C3)の筋枝たちは肩から腕にかけての知覚を担う役割があります。
この神経に異常が出る事によって手に痺れなどが出てきます。

スマホ首の改善・予防方法

胸鎖乳突筋のストレッチ

① ・左手で右の鎖骨から肩周りを手で押さえます
② ・その状態から上を向く
③ ・上を向いたまま左側に首を倒す。20秒キープ。
④ ・反対側も同じようにする。

スマホを触る時の注意
椅子に座り、両手を骨盤のところに置きます。そのまま胸を張るようにします。すると正しい姿勢を簡単に作る事が出来ます。このままスマホの画面を目線の高さまで上げてくるのが理想です。もしこの姿勢が辛いようでしたら最低限、首を前に倒さないように気をつけてもらえると大丈夫です。

まとめ

 スマホ首(ストレートネック)を引き起こすのは姿勢です。
 スマホやパソコンでゲームをしたり、動画をみたりついつい時間を忘れ熱中してしまう事がありますが、時間を決める。ストレッチを入れる。このような自己ケアも入れながら、今ここで正しい知識をインプットして行動に移していきましょう。