柔道整復師の川辺です。
今日は、肩こりの原因でもある水分不足についての記事です!
肩こりがあるって方は多いと思いますが、それと水が関係している事をご存知の方は少ないと思います。
ですが、水分不足によって肩こりが起こるということは明確な理由がありますので、この記事を読むことで理解できると思います。また、簡単に体内の水分量がわかる方法もご紹介してますので最後まで読んでいただけると嬉しいです。
人の体の水分量は60%
人の体の水分量が60%なのはよく耳にすると思うのでご存知の方は多いと思います。ではこれをより細かく見て行きましょう!
血液の水分量は90%!これはイメージしやすいと思います。実は脳も80%と大きな割合を占めています。そして肩こりと最も関係するのが筋肉ですが、その筋肉の水分量は70%なんです。体の大切な組織はほとんどが水が必要なんですね!
では水の役割は?
水の役割は大きく分けて2つあります。
1.体内の老廃物を出して綺麗にする
水は血液として、全身に酸素を送っています。その酸素を送った時に、そこにある老廃物を集めてくる役割があります。集めてきたものは、腎臓から尿として体外に排出されます。
水分が不足すると、体内老廃物が貯まってします。正常に水分が取れていれば、2時間に1回尿が出るのが理想です。
2.汗をかくことで体温を調節する
外の気温が高いとき、汗をかきますが、これは汗として水分が蒸発するときに体の熱を奪って体温を下げるためなんです。逆に体の水分量が少ないと、体は水分量を保つために汗を出すのをやめてしまい、それによって体温が上昇して体調が悪くなってしまいます。
このように水分は私たちの体にとってとても大切な機能を維持する役割を担っています。体内の水分が2%失われると運動能力が低下し始めます。また、3%で喉の渇きを感じ、4~5%で疲労感、頭痛、めまいなどの脱水症状を引き起こすほどになり、10%では死に至ることもあると言われているんです。
ここで大事なのが、喉が乾いたと感じる前に運動機能の低下が始まっているということです。
体を動かす筋肉のエネルギーになる栄養素が不足すると運動機能は低下します。また、水分が少なければ、老廃物を集めて体外に排出される機能が低下します。これが、肩こりになる一つの原因なんです。上手く筋肉が使えないことと、筋肉内に老廃物が貯まってします状態が肩こりなので水ととても関係していますよね。
何もしなくても1日に3Lが失われる!?
よく、1日2L飲まなきゃダメと耳にしますが、その理由をご存知ですか?実は私たちの体は何もしなくても、汗や尿、不感蒸泄という蒸発のようなものや、便で1日に約3Lもの水分が失われてしまいます。
食事をすると、汁物や野菜、フルーツからだいたい平均で1Lが補われるため、差し引いて2Lが意識的に摂取しなくてはいけない量になります。
もともと水分を摂取する習慣がない人にとって、急に2Lの水を飲むのは大変だと思います。まず、習慣化させるために少しずつで良いので「飲むくせ」をつけましょう!
しっかり水分を摂るおすすめの方法
・自分が飲んだ量を見える化する
透明なボトルに水を入れて、自分がどのくらい水を飲んでいるか把握することがとても大切です。目標ができると習慣化されやすくなります。私は1Lの透明なボトルに入れていますので、それを午前と午後に入れ直して2L飲むようにしています。
・口に含む
水を飲む習慣がない人は「喉が乾いたら飲む」というのみ方をされる場合が多い印象です。その場合だと1日2L飲むのは難しくなります。そのため、喉が乾いてることよりも時間をみて水を口に含むようにしましょう。
いかがでしたか?今回は水と肩こりの関係性についてご説明させていただきました。水をしっかり飲むことで肩こりの予防ができますのでぜひ飲む習慣をつけてみましょう