川辺です。私たちの体は老化によって様々な変化が現れます。
しわが増えたり、白髪になったり、痩せにくくなったりと見た目にも現れますよね?
そういった見た目でわかる老化現象がある一方で、見た目ではわからないものもあります。
それは、皮膚や髪だけでなく、「筋肉や神経も老化をするから」なんですね!今回の記事では中でも神経の老化についてです。
この老化を理解することは、一緒に生活やお仕事をする上でとても大切です。
この記事を読むことで老化について理解を深められるのでぜひ最後まで読んで行ってください。
そもそも神経ってなにをしているの?
神経は、体のセンサーとしての役割、様々な機能や運動の司令塔として決断したり指示を出す役割を担っています。
例えば、熱いものに触ったときを思い浮かべてみてください。「アツっ!!」といって手を引っ込めますよね?
これは手にある神経のセンサーによって起こっているんです。他にも、スマホの操作の際も神経が関係しています。画面表示される「タップ」という情報を目から取り入れます
その情報は神経を介して脳に伝えられる。脳はその情報を親指に「ボタンを押せ」と指令を出し親指で画面がタップされる。 このように機械やパソコンのような仕組みが私たちの身体にも存在しています。
神経の種類と機能の低下
神経の役割を担っている器官の事をまとめて、神経系といいます。
神経系には種類があり、大きく3つに分けられます。
①脳
脳はとても有名です。私たちの身体の機能を調整する1番大切な臓器です。
脳死という言葉があるように、脳の機能がなくなっても生きることはできますが、考えたり、呼吸したり、話したり、動いたりはなにもできなくなりますよね。
脳の老化が起こると様々な判断が遅くなってしまいます。
②脊髄
脳から貰った指令を全身に伝えたり、全身からの情報を脳に伝えたりします。
事故で脊髄を損傷して下半身が動かなくなってしまうケースもありますが、損傷によって脊髄から下半身に情報を伝えられなくなっている状態です。脊髄も脳と同様とても大切です。
反射に関係している部分なので、老化によって反射神経が低下します。
③末梢神経
あまり聞きなれない言葉だと思います。
末梢神経は全身に張り巡らせれている神経のことです。
末梢神経は③つに分ける事ができ、それぞれ運動神経、感覚神経、自律神経に分けられます。
「運動神経がいい」というのはよく耳にしますよね!
手を動かしたり、脚を動かしたりと筋肉に働きかけて、私たちの体を動かすのがこの運動神経かんです。そのため、ここが老化すると筋肉が発達しにくくなります。
感覚神経はその名の通り、感覚を情報として脊髄や脳に伝える役割があります。
熱いものに触ってもすぐ反応できないで、痛めやすかったり、火傷の恐れがあります。
そして3つ目、自律神経
自律神経は私達の身体の「オンとオフ」のスイッチを入れてくれる神経です。
内臓の働きを調整したり、ホルモンのバランスと整えたり非常に重要な役割があります。
暑いときは、汗をかいて熱を下げますが、老化によってこの機能が低下すると熱中症になりやすくなってしまいます。 最近では、自律神経失調症という病気もよく聞きますね。
まとめ
このように神経系は私たちの体の大切な機能の調節をしてくれています。こういった機能も老化によって低下してきます。
50歳以降神経の老化は少しずつ始まりますが一緒に働いていたり、生活をしている方も多いと思います。目で見てわかりにくい分、周りの方たちの理解、気づきがとても大切になる部分です。
これが出来ないと大きな怪我や、事故を招いてしまうため今回の内容が少しでも参考になれば幸いです。 最後まで読んで頂きありがとうございます。