
山内です
いままでのコラムで様々な紅茶の淹れ方や効能など様々をお伝えさせていただきましたが…皆様の日常に紅茶が根付いてきてますか??
もし日常に根付いてきている方は、災害時のTEAタイムのことを少し考えてみませんか??
TEAでココロに栄養を…
私は、東日本大震災を含めライフラインが寸断されるほどの大きな地震を数回経験しています。
地震後数日は生活するための最低限のことをできれば有難いという状況になりますが…本来そのような時だからこそ、カラダだけでなくココロにも栄養が欲しいなと思ったりします。
紅茶大国イギリスでは第二次世界大戦時に、一週間分の一人当たりの配給としてバターやチーズ、ベーコン、お砂糖と共に56.5gのお茶が配給されていたそうです。お茶は杯数にすると一日に約3杯分のTEAを飲む換算になります。弾薬よりも多くの量のお茶を購入して配給していたそうなのです。
紅茶が日常根付いているからこそ、辛く厳しい状況下でいつもの飲み物を飲むことにより心を保つ…そんな戦略だったようです。
たかが飲み物ですが、されど飲み物なのですよね。
戦時中と今を一緒に考えてはだめかもしれませんが、辛い状況下での支えのヒントになりますよね。
辛い状況下だからこそココロの栄養剤として日常のTEAの備えていく!というのも素敵なココロを守る術。先人の知恵としてこの術を今に取り入れてもいいのではないでしょうか???
あなたのココロの栄養剤は何TEA?
では、改めて考えていきたいのが…
どのようなTEAがあなたの日常に根付いているか?
どんなTEAを飲むと癒されるのかという事です。
紅茶の効能のコラムを読み返してみて、どんな効能を期待して飲んでいるのか…という点から考えてみてもいいかもしれません。
例えば私の場合は【アールグレイミルクティー】が日常に根付いたTEAです。
この日常がなくなるとココロがざわざわします。
このように自分に根付いている日常TEAを見つけられたら、いつも飲んでいる茶葉や材料のストックをオススメします。
ストレートで飲む紅茶が日常に根付いている方は茶葉と、お湯を沸かせる設備を準備しておけばいいのですが、問題は私のようにミルクティーが根付いている方です。
茶葉などの他にミルクを備えておくべきですが、ミルクは保存がきかないので備えておくことが出来ないですよね。
現に東日本大震災の後は1か月ほど生乳が入手しにくい状況が続きました。
もちろん1か月の間ざわざわからストレスが溜まりました(笑)
そんな経験をもとに、私が選び抜いたミルクストックが…
【全脂粉乳・全粉乳】または【豆乳・オーツミルクなどの代替乳】
特にオススメなのが全脂粉乳です
一般的にスーパーなどで販売されているのは牛乳から脂肪分を抜いて乾燥させた脱脂粉乳/スキムミルク。その脱脂粉乳で満足する方はいいのですが、少しでも生乳に近づけたい方は全脂粉乳を選んでみてください。
よつば乳業…ミルクパウダー/北海道全粉乳
丹那牛乳…父の粉
などが購入しやすいかと思います。
両方、牛乳を丸ごと乾燥させてパウダー状にしているので数か月保存しておくことができます。もちろんですが、使用する際もお湯で溶くだけで、ミルクティー用のミルクにすることができます!
スリランカではこの全脂粉乳を使ったミルクティーが飲まれており、その淹れ方だと生乳にも負けない美味しさを味わえますし、むしろどこか懐かしく栄養も糖分も補給でき、災害時にも癒されるに間違いないミルクティーなのです。
私自身、この全脂粉乳とスリランカの淹れ方【キリティ/キリテ】を知ってからココロに余裕が出来ました。もしまた生乳が入手しにくい状況になっても全脂粉乳があるから、いつものミルクティーが飲める!と。
大したことではないように思えるのですが、毎日飲んでいる飲み物のココロに与えている影響は結構大きいのですよね…。
まとめ
地震をきっかけに改めて見直したTEAタイムの備えですが、経験をもとに備えておくことが出来ると実感しております。
どんな時でもいつものteaタイムがあるだけで心が落ち着くものなので、
心のサプリだと考え日頃から紅茶・ミルクなどTEAタイム備蓄をしてみてください。