身体能力テスト フィールドワークポテンシャルテスト


フィールドワークポテンシャルテストとは
企業向けの身体能力テスト
従業員の体を動かす仕事を行うポテンシャルを評価します。性別・年齢問わず一律の尺度で。
従事者の健康意識促進に
毎年1回の定期測定で健康意識を高揚させるきっかけに。
適正配置・雇用延長の判断材料に
65歳までの雇用延長。70歳まで雇用延長の努力義務。管理者側の不安払拭に。
創業50年超の造園業者が考案
今まで誰も手が付けられなかったのは基準値が作れないから。経験値を基に設計。
導入後に社内で従事者に期待されること
違いに気づく
新人さんは去年より力がついたことに気づき、年配の方は衰えを自覚し、お互いに自分とそれだけ違うんだ?と知ること。
楽しく測定
学生時代にやったことが多く含まれます。懐かしさを感じながらグループで楽しく測定します。
助け合う土壌ができる
違いを知らないので、その業務がその人にはキツイということを知り得ません。違いを知れば、手助けのきっかけになります。
企業は事業を継続する上で、利益を追求することは大前提ですが、各々の従事者に対しては、「昨日よりも今日、成長すること。」という視点で取り組んでもらうことが最終的に良い結果をもたらすと考えます。具体的には、1年前には一人でできなかったことができるようになった。5年前には周りの人のことは気にもできなかったが、周りの人の手助けをできるようになった。そういう社会人として成長したと感じさせること。世の中の役に立っている、会社の役に立っている、そう実感できることこそが、その仕事の価値や、その会社の価値ではないでしょうか?そういった成長や時には衰えを感じることもあるでしょうが、それに気づくきっかけがないと成長も衰えもよくわからないままになってしまい、お互いに触れないまま進んでしまい、防げたトラブルも防げなくなります。
導入後に対外的に期待されること
適正配置の一つの材料・管理者責任
事故が発生すると管理者責任が追及されますが、健康診断に加え身体能力テストの定期実施を行っていると言う事ができます。
健康経営への取り組み
運動機会増進に向けた取り組み項目に呼応するきっかけづくりになります。
以前は60歳定年だったものが、法改正や年金制度の改正などの要因により、60代・70代の被雇用者が以前よりも増えています。人手不足もあり、「そういった年代の方々にうまく活躍してもらうこと」が事業の存続に影響してくるようになりました。しかしながら、高齢の方が自動車運転事故を起こすと「そういう年齢の人が運転するから事故を起こすのだ」という理不尽な集中砲火を浴びることがあります。
確率としてはそうでしょう。しかし、そういう取り上げられ方を恐れるので、企業側が雇用延長や新規採用にしり込みする状況を助長しています。そこで、個人個人を実際に測定してみれば良いじゃないか?そして企業がその結果を知った上でそれぞれの業務に就いてもらう。そういうステップを踏みさえすれば、「企業側が管理ができていなかった!」「高齢だからこそ起きた事故だ!」という集中砲火は軽減されると思います。結果、それは企業に有用なだけでなく、65歳から新たな職を求める方にとっても有用なはずです。
フィールドワークポテンシャルテストが重視すること
その人にとって負荷はないか?
負荷がかかる業務はつらくて嫌になり、力いっぱいで作業をすると動作の反動事故が起きやすくなります。
その人は怪我をしやすくないか?
バランス感覚が弱くて転落したり、反応が遅くてヒヤリで済みそうなものがヒヤリで済まないそういった傾向はないか?
その人は怪我が重大になりやすくないか?
柔軟性が不足していて、足をくじいたで済まずに、骨折。滑ってヒヤリで済まずに骨折そういった傾向はないか?
健康診断も、自動車運転適性検査も良好な結果の方が病気や怪我や事故を起こさないとは保証できません。しかし、「そういう懸念がありますよ」と指摘されれば、自身の日々の行動に少なからず反映されるものです。そして人は忘れる生き物ですから毎年毎年繰り返す必要があるでしょう。フィールドワークポテンシャルテストは、企業向けの身体能力測定サービスですから、「労災に繋がりやすい事柄を事前に把握し、各社のリソースの許す範囲において、できるだけリスクを軽減するより適正な配置をする」ことを目的としています。そしてその各社の取り組みは、副産物的に「高齢者もイキイキと活躍できる優しい社会」へと繋がっていきます。
なぜ、今までなかったのか?
ここまでお読みいただいて、今までこういうサービスはなかったのか?そういう疑問が生まれたことと思います。厚生労働省は国民の新体力テストなどの統計を取っていますので、年齢性別で平均値はいくつなのであなたはここが優れています。という結果はフィードバックできます。健康管理アプリなども平均値に対してあなたはどうです。というフィードバックを返すはずです。
それに対し、フィールドワークポテンシャルテストは体を動かす仕事に就くにあたってそれぞれの項目について「優れている・問題ない・注意が必要」の3段階で評価を返します。総合評価は返しません。この時に、展示会等で企業様から質問されるのが、「学術的な根拠はありますか?」です。それがこれまでこういったサービスがなかった最大の理由です。
ないんです。学術的なエビデンスが。なぜないか?握力が弱い方が様々な職についてどれくらいの割合で何かしらの事故や怪我を起こすか?を数値化することが非常に困難だからです。
なぜなら、統計を取れたところで、悩み事があってぼーっとしていて物を落としたかも知れません、握力が足りなくて落としたかもしれません。ただ急いでいてうっかり落としたかもしれません。結果と原因が特定できないので分析が非常に煩雑なのです。
だから、「肌感覚としてこの数値があればできているよこの仕事。」という暫定値からスタートしてブラッシュアップしながら修正していくしかないんです。だから造園屋の株式会社バンブー苑が始めるんです。そして、様々な業種、多数の企業が同じテストを導入することでその精度は上がっていきます。是非、お力添えをお願いします。先程も記載した通り、副産物的に「高齢者もイキイキと活躍できる優しい社会」へと繋がっていきますので「導入していただくことそのこと自体が社会貢献」です。
現在の就労に関わる社会問題を整理

2024年問題が叫ばれ、大阪万博の建設が間に合うのか?ネット通販で買ったものが今のように翌日に届かなくなる!など現在抱えている問題が徐々に広く認識されつつあります。
雇用延長や嘱託が終了した方々にもっと活躍してもらうことが問題軽減の鍵になりますが、企業側としては「安全面で大丈夫なのか?」という心配が付きまといます。この心配を取り除くことが重要です。
フィールドワークポテンシャルテストとアプリとの比較

職業の適性を調べるものには、職業適性検査や自動車運転適性検査があります。就業してからは、法定健康診断やメンタルチェックがあります。
近年は、健康経営優良法人の認定を経済産業省から受けるために、運動機会の増進などの項目の加点を狙って健康増進アプリの導入などが増えています。
健康診断は、医療機関で行う厳密な検査ですので信頼性は非常に高いのですが、実は意外と業務の適正配置や雇用延長などの根拠としてはあまり意味を成しません。建設現場での新規入場などで指摘される項目は血圧のみです。血圧が高い方のみが現場従事に際し問題になります。
メンタル相談や健康増進アプリを企業から配布された場合に、「ほとんど使わない」が27.6%というアンケート結果があります。対して「積極的に使いたい」は20.7%でした。 2023/4/8 全国35-60歳 N=604 弊社実施
職場で30分の身体能力テストを毎年実施したらどう思いますか?の問いには複数回答可で、「今の自分が分かるので受けたい」40.3%。「去年の自分と比較できるので受けたい」25.7%。「毎年その時期に向けて健康意識が高まると思う」24.6%でした。 2023/9/12 全国50歳以上 会社員・公務員・パートアルバイト N1269 弊社実施
もっとも興味を示したのは65歳から69歳でした。
フィールドワークポテンシャルテストが測定するもの
筋力

4つの測定項目で、筋力を測定します。
柔軟性

4つの測定項目で、柔軟性を測定します。
指令速度

4つの測定項目で、筋力を測定します。
身体認知

2つの測定項目で、身体認知を測定します。
記憶力

2つの測定項目で、記憶力を測定します。
バランス力

2つの測定項目で、バランス力を測定します。
測定後のデータ入力
アプリインストール

専用のiPadアプリをダウンロード。事前に発行されたIDとパスワードでログインします。急遽、測定人数が増えた場合も追加可能です。
データ入力

測定時は同梱の記録用紙に手書きして、まとめて入力をお勧めします。数値入力の項目と3択入力の2種類の項目があります。
データ送信

データを確定、送信するとiPadからすべての入力データが消去されます。アプリ上で写真撮影を行った場合も写真はカメラロールに残りません。
測定の費用
基本料金

専用キットを宅配便で送ります。測定後は同封の送り状で返却してください。
8,800円
測定費

自社内で測定し、データ入力まで行ってください。測定キットが返送されましたら、測定結果報告書をPDFで納品します。
2,200円×人数
合計金額

50名、118,800円/年
年1回の測定が標準です。非常に安価です。
近年の労働災害の傾向

動作の反動・無理な動作による事故
4年間で28.4%増。反動で尻もちをついたり、無理な動作で腰を痛める事故が急増しており、特に50歳以上の女性に多い。

転倒事故
4年間で18.9%増。滑って転んだり、階段を踏み外したり、段差でつまずく転倒事故が急増しており、特に50歳以上の女性に多い。

墜落・転落事故
4年間で4.4%増。脚立から墜落したり、階段や坂を転落する事故は、中高年男性に多い。
なぜ高齢者を雇用する必要があるのか?
フィールドワーカーとは、造語ではありますが、デスクワーク・オフィスワークではできない仕事。例えば、建設作業スタッフ、清掃などのサービススタッフ、飲食店などの厨房・ホールスタッフ、輸送ドライバー、倉庫仕分けスタッフ、外回りの営業スタッフなどを指します。
人手不足で求人しても応募が少ない、希望する年代からの応募が少ない。採用広告コストの増大、給与設定の引き上げなど求人現場は無理難題を解いていかなければいけない状況が続いています。
国の施策として60歳定年から65歳までの雇用延長で働く方が大幅に増え、70歳までの雇用延長努力義務を課しています。実際65歳程度まで同じ職場で働く人が増えました。
一方、従事者側から考えると65歳まで働けることはありがたいが、それ以降も働きたいが、その年齢から採用してくれる職場がなかなかない。これも事実で解決しなければいけない社会問題です。
法規制と高齢者の体力向上

70歳まで働く世の中
60歳定年から65歳までの雇用延長や再雇用が定着。すでに70歳定年の努力義務が企業には課せられています。近い将来70歳まで働く方が増えるのは時間の問題です。

従来の高齢者とは違う
1998年と2018年の20年の間に、男性は5歳以上。女性は10歳弱。新体力テストの結果が若返っています。
慢性的に人手不足の業種では、この層を正しく理解し活用する方法を模索する価値はあります。
フィールドワーク職は重要な社会的意義がある

体を動かす仕事は働き続けられる
体を動かす業種(フィールドワーク)は、健康や勤労意欲の条件を満たせば、65歳以降も働けるとする企業が多い。

専門性・技術があると働き続けられる
高齢では最新技術に対応し続けるのは困難です。高齢になっても専門性や技術が錆びない、手に職の実業は働き続けやすい。
でもしかし、不安がよぎる 企業側

病気・労災リスクへの懸念
現状では、健康診断しか評価するものがありません。健康診断の結果では、個々の評価をすることは非常に困難です。

求人年齢制限・希望の求人がない
企業側の雇用や賃金の設定がないなどの制度上の問題や、高齢=リスクのイメージが残る。