山内です。皆さんはココロとカラダを緩みたい・リラックスしたいというタイミングでカフェに入った際に、どのような飲み物をオーダーしますか?
ちょっと昔の【お茶時間】から考える
少し前までは、祖母の家や親戚の家に行くと
「ちょっとお茶でも飲んでいって」と言われて、ゆっくりお茶する時間がありました。
忙しい時でも断り切れず、では一杯だけ…と中に入ると
ほぼ高確率でお茶淹れツールが装備された、キャスター付きのワゴン(お座敷ワゴン、ポットワゴン)があり、そのワゴンの装備を使って何杯ものお茶が提供されました(笑)
お茶時間中は、他愛もない話とたまに出現する茶柱で盛り上がったり、途中参入する新たな刺客(笑)により話もループして…時間もあっという間に過ぎていきます。
通過儀礼のように「もうこんな時間…そろそろ…」という会話を繰り返してみるが、なかなか抜け出せず最終的に外は真っ暗。
まるで浦島太郎が竜宮城に行った時のようですね(笑)
そんな古きよき【無限お茶時間】文化
今思うと、あの時間は とてものんびりしていてココロもカラダもリラックスした貴重な時間でした。
忙しい現代だからこそ、あの時間・文化があれば…と考えますが、それは難しいのが現状です。
それなら、せめて【無限お茶時間】を成立させるKEYとなっていた【お茶】を日常に取り入れて、意識的にココロとカラダが緩む時間を作って欲しいと思います。
お茶時間にお茶をおススメする理由
現代はすべてがスピーディーで慌ただしく過ぎています。
流れの早い時代だからこそ重要になるのが、緩急をつけるということではないでしょうか?しっかり流れにのりつつ、時にココロとカラダを緩める。そのお供にぴったりなのが、お茶なのです。
理由①…お茶の覚醒作用は適度である
お茶に含まれている成分で、よく注目されるのが【カフェイン】
カフェインは悪者扱いされることもありますが、覚醒効果や強心作用、脂肪燃焼作用などの有難い効果もあります。特にお茶のカフェインは、アミノ酸【テアニン】などの他成分により吸収が適度に阻害され、マイルドに体へ作用してくれます
理由②…【テアニン】でα波が増加しリラックスできる
上記の通り、テアニンはカフェインの吸収を適度に阻害してくれるのですが、同時にリラックス作用も備えています。ある調査では、テアニン摂取後の脳内にリラックス時に見られる脳波であるα波が増加したという結果が複数報告されています。
以上のことを簡単にまとめると…
お茶は、適度な覚醒作用とリラックス作用により、トータル的に神経をいいバランスにしてくれるので、現代のお茶時間にもぴったりだというわけです。
どのようなお茶がいい?
では、たくさんあるお茶の中で、どのようなお茶を選べばいいのでしょうか?
日光をあまり浴びていない茶葉を選ぶ
リラックスの為に注目したい成分が【テアニン】テアニンはお茶特有のアミノ酸で、日光をあまり浴びていない茶葉に多く含まれています。
具体的には…
●上級煎茶
●新茶
●玉露
●抹茶 など。
選ぶ時にはこれらをチョイスしてみて下さい手軽に取り入れられるのは、ペットボトルのお茶ですが…残念ながらほとんどのものにはテアニンが含まれていないようです。
忙しい時にはスターバックスの抹茶ティーラテをチョイスするのもアリかもですね(個人的には甘さは抜くかライトにするのがオススメです)
オススメの抽出方法
特にリラックスしたい際には上記茶葉を使用して
●お湯で淹れる際には湯温を下げる
●水出し
●氷出し など
低い温度で抽出する方法がおススメです。
【テアニン】は低温でも抽出されますが
【カフェイン】の抽出が抑えられるからです。
水出しだと手軽で美味しいTEAになるので一石二鳥ですね
是非、忙しい日常の中で少し意識しながらお茶をチョイスし、少しでも緩める時間を過ごしてみて下さい