中村です。暑さが続くと夏バテで体調がおかしくなりがちですよね。なぜバテてしまうのか自律神経のお話をします。
自律神経の働き
自律神経は交感神経と副交感神経に分かれ、お互いが絶妙なバランスで切り替わる事で身体を1日中活動させている働きがあります。日中は交感神経が優位になる事で活発に行動ができ、夜になると副交感神経が優位になる事で身体を休ませる為にリラックスします。
また自律神経系は気温の変化に応じて、血流や発汗を調節して体温を一定に保つ働きも担っています。暑い時は身体の表面にある血管を拡張させる事で血流の流れを増やし発汗させ、逆に寒い時は血管を細くし血流を減らすことで、熱が体外へ逃げないように調節しています。
このように自律神経は身体を外界の変化に適応させつつ体内環境を一定に保つように働いてくれているスーパーエリートマンなのです!
その自律神経が夏の季節に酷使され疲れ果ててしまうのが夏バテです!
特徴的な症状
真夏の高温多湿の気候に身体を適応させるだけでも大変なのに屋内に入ればエアコンをガンガンに稼働させるために激しい気温差が生まれます。
その都度、自律神経は気温差に適応しないといけないので自律神経を切り替え続けます。
その結果、疲れ果ててしまい
自律神経が支配している臓器にも影響をきたし、
胃腸の不調・食欲不振・睡眠障害に繋がってしまいます。
自律神経系の働きが不調になってしまうほど睡眠が十分に取れなくなったり、胃腸の状態も低下してしまい身体全体がだるくなるので、当然ながら脳にも影響をきたし気分の低下など、メンタルの不調といったものに繋がってしまいます。
今まで夏バテ知らずで乗り越えてきた人も、気づかずに疲れが溜まっている可能性もありますので、セルフケアを取り入れ夏を乗り越えましょう!
セルフケア3選
睡眠をしっかり取る
自律神経の中枢は脳にあります!
脳の疲労回復の基本は「睡眠」です。最低でも6~7時間取り心身の回復が必要です。
エアコンを夜寝る時にタイマーモードに設定して暑苦しくなり早朝に目が覚めるなんて事をよくお客様とお話をしてて聞かれます。
そのような目覚めの仕方は実は身体にはすごくストレスです。
寝汗がいつも以上に出たり、不快感に襲われることから睡眠の質が低下しその結果、スッキリ目覚めなくなり、起床時ですでに疲れてしまいます。なのであれば家を出る前までエアコンは付けっぱなしで温度設定に注意をし快適に朝までしっかり睡眠を取れる事をおすすめしています。
栄養素に気をつける
夏バテが悪化してしまう1つの原因は、食事をあっさりした素麺や蕎麦で終わらせてしまう事です。体力や疲労回復の基本となるタンパク質(アミノ酸)不足が挙げられます。
バランスの良い食事を摂取し、疲労回復に努めましょう!おすすめは「冷豚しゃぶサラダ」です!
豚肉にはビタミンB1が含まれており、疲労回復にはもってこいです!そしてサラダがあるのでさっぱりと野菜の栄養素も取れるのでおすすめです!
ちなみに睡眠に関連する物質(セロトニンなど)がタンパク質が主原料になっているのでタンパク質不足はより意識的に気をつけましょう。
外界との温度差に注意する
先ほど述べたように気温差が大きいほど自律神経の働きは強くなり疲弊しやすくなります。
エアコンの温度設定は控えめにし、手持ちの扇風機や冷感のシートを使用したりエアコン任せにならないよう意識しましょう!オフィスでの温度は26度ぐらいがおすすめです。
女性の皆様は薄着の羽織もの1枚持っておくのもいいですね!身体を芯から冷やさない工夫をしてみましょう!
まとめ
いかがでしたでしょうか?
外出する機会が増え室外と室内の気温差でダメージを受ける事が多くなった今、自分の身体を守るための知識をこれからも身につけていただければと思います!