山内です
過去のコラムでは茶の効能について軽く触れてきましたが、
今回は紅茶の効能についてまとめてみました!
効能面から紅茶を選ぶ時の参考になれば嬉しいです
紅茶をサポートドリンクとして、日常に取り入れてもらえますように!
紅茶にはどのような成分が含まれる?
紅茶には健康や美容にも良い効果がたくさんあります
まずは紅茶に含まれる成分と、その効果をいくつかご紹介します。
有効成分とその効能
①紅茶ポリフェノール(カテキン/テアフラビン/テアルビジンなど)
・抗酸化作用
・抗菌作用
・抗ウィルス作用
・脂肪吸収阻害作用
・血糖急上昇防止
・コレステロール低下 など
紅茶ポリフェノールは、紅茶の渋みや色をつける成分。
抗酸化作用は有名ですが、その他に糖の分解や吸収を抑えることで、血糖値の上昇を防いだり、脂肪の吸収を抑えることで、ダイエット効果やコレステロールの低下にも役立つと言われています。
特に注目すべき作用が、インフルエンザの感染予防!
紅茶ポリフェノールはインフルエンザウィルスのスパイクタンパクを無力化し感染を予防するとされています。
(※抗ウィルス作用を期待して紅茶を飲む場合は、ミルクは入れないように注意)
薄めに淹れてもある程度効果を保持できるので、薄めに淹れてタンブラーで持ち歩き、こまめに摂取したりうがいに使用したりするのがオススメです。
②カフェイン
・覚醒効果
・強心作用
・脂肪分解、燃焼作用
・高血圧予防
・疲労回復 など
カフェインは紅茶の刺激性や香りをつける成分。
神経系や循環器系に働きかけ、集中力や記憶力を高めることで、学習や仕事の効率を上げるとされています。また、脂肪の分解や燃焼を促すことで、ダイエット効果や高血圧の予防にもなります。
紅茶ポリフェノールは「これからつく脂肪」を予防し、カフェインは「今ある脂肪」を燃焼させるということになります。
紅茶には両方の成分が含まれているので、ダブル効果ですね!
特に、運動前に取り入れると作用がUPを期待できるとされています。
③テアニン:アミノ酸の一種
・ストレス緩和作用
・脳活性(α波増加)
・免疫力向上
・血糖急上昇防止
・コレステロール低下 など
テアニンは、紅茶の甘みや旨みをつける成分。
神経伝達物質のセロトニンやドーパミンの生成を促進することで、ストレスの緩和や気分の向上に効果があります。また、テアニンは、脳の活性化や免疫力の向上にも寄与し心のバランスを取ってくれます。
その他の含有成分
④ミネラル
ミネラルは、体液のバランスや酵素の働きに関係する栄養素で、血圧や骨密度の調整や貧血の予防にも効果があるとされています。
⑤ビタミン類
ビタミンKやBなどが微量に含まれています。
しかし、完全発酵である紅茶にはビタミンCが含有されていないので、ビタミンCを補うためにフルーツを入れたフルーツTEAにすると美容効果UPが期待できます!美味しさもUPで一石二鳥ですね!
おまけ
紅茶とコーヒーのカフェイン量
最後に、特に話題になることが多い紅茶とコーヒーのカフェイン量について…
よく質問を受けるのが
「紅茶とコーヒー、どちらがカフェイン含有量が多いのですか?」という質問。
答えは…
紅茶のカフェイン量 < コーヒーのカフェイン量
コーヒー1杯あたりのカフェイン量は紅茶1杯あたりのカフェイン量の倍量と言われています。
しかし、淹れる前の乾いた状態では茶葉の方がカフェイン量は多いとされており、この点で勘違いされることが多いように思います。
茶葉でのカフェイン量 > コーヒーの粉、豆のカフェイン量
紅茶は1杯分淹れるときに必要量が2.5g~3g
コーヒーは一杯分を淹れるときに必要量は10g前後
この使用量の差が、抽出液に含有するカフェイン量の差になるというわけです。
更に体感的に、紅茶を含めた茶のカフェインのカラダへの影響は柔らかく、コーヒーのカフェインはとてもパワフルに感じます。
恐らく、以前のコラムに記載した通り、茶に含まれるアミノ酸の影響だと思われます。
最近では カフェイン=悪者 という風習が大きいのですが…
カフェインも決して悪者ではなく上手に取り入れることが大切!!
例えば、やる気を出したい場面や午前中はパワフルなカフェインであるコーヒーをチョイスしたり、紅茶もストレートで頂く。
夕方になり、少しづつ休養モードにシフトしていきたい場面になったら、紅茶も薄めに淹れたり、ミルクティーにする。
このように自分のカラダと相談しながら飲み方を変えて上手に取り入れてみて下さい。
まとめ
紅茶の成分や効能を簡単にまとめてみましたが…
今回のコラムの内容を元に、その時のカラダやココロの状態、期待する効能に応じて楽しくチョイスしてもらえたら嬉しいです。
漠然とただ飲んでいる嗜好品ではなく、頼りになるサポートドリンクになること間違いなしです!