中村です。今回はぎっくり腰について理解を深めよう Part3です。
前回の振り返り
ぎっくり腰を発症してしまったらまずは焦らず、ゆっくり深呼吸をする。
痛みが落ち着いてきたら横向きで寝るなど安静第一の姿勢をとり、痛みがある程度引き動けるようになって来たら出来るだけ日常通りに過ごす事が大事。
またどおしてぎっくり腰になってしまったのか?身体に負担のかかる生活・日常動作があったのかを考え、今後ぎっくり腰にならない為の姿勢・動作を獲得していく必要がある。
そして今回の内容でフォーカスを当てたいのが、ならない為の予防・一発で治る人と治らない人の違いについてです。
特に力説したいのが後者の方で誤解が生まれやすい所になっていますのでご理解いただけるよう伝えさせて頂きます!ではいきましょう!!!
一発で治る人・治らない人
いきなり来ました!誤解が生まれやすい所です!
よく聞くのが、、、
「あの接骨院に行ったら一発で治った!」or「あの接骨院行ったけど全然治らなかった』
結論から申し上げると「ぎっくり腰の症状が重いのか・軽いのかで違う」です!
腰という部位1つにしても筋肉は何種類もありますし、骨・靭帯・関節たくさんあります。
その中で筋肉だけ痛めてしまったのか、はたまた筋肉+関節を痛めてしまったのか。
これだけでも治る期間は違いますし、身体の奥の筋肉、浅い筋肉。痛みの範囲が広いのか浅いのか。これだけでも全然変わってきます。
確かに1、2ヶ月通っても痛みが全然引かないなどは通っている所が悪いケースもありますが、一発で治った人の言葉を鵜呑みにしてはいけませんし、コロコロと治療院を変えるのも好ましくありません。なぜかと言うと、治療者側が症状の経過を辿れないからです。
最低でも1ヶ月は通ってみて下さい!
ストレッチやマッサージはしてもよい?
よく聞かれる質問の1つですが、症状の状態によってはしてもいいし、しない方がいいです。「ストレッチやマッサージをした場合」・「しなかった場合」実はあまり差がないと言われています。
ストレッチやマッサージは身体にとっていい事なので、取り入れて頂きたいものですが、そこで不快な痛みを感じたり、終わった後に痛みが余計に強く感じる場合は控えて頂くなど判断して下さい。
ぎっくり腰の症状が落ち着いた頃からストレッチやマッサージを行うのは効果があると言われていますが、発症直後は炎症が強く出ている場合があるのでそこは行わないようにしましょう。
ただ日頃からのストレッチはぎっくり腰予防という観点からは非常に効果的ですのでお風呂上がりや寝る前に取り入れてみて下さい。
セルフケア
ぎっくり腰・慢性腰痛にならない為に!
おすすめのセルフケア2点お伝えさせて頂きます!
- 脇腹をほぐす
肋骨の下に手を当て、左右・前後にゆっくり揉むように動かしましょう。
痛いポイントがあれば入念にほぐしていきます。 ※20秒3セット
- お尻周りをほぐす
テニスボールを用意して頂きます。
仰向けで寝ていただいて片方のお尻にテニスボールを挟みます。
そして痛気持ちい程度にコロコロと動かして下さい。 ※20秒3セット
総まとめ
過去3回に分けてぎっくり腰についての知識をお伝えさせて頂きました!
ぎっくり腰にならない為に、再発させない為に。
発症してしまったら焦らず深呼吸で安静第一にして出来るだけ日常通りに生活をする。症状の強さは人それぞれなので治る期間は違う。痛みが消えたからといってその場で治療を終了しない。担当していただく治療者と擦り合わせを行い、癖づかない身体をつくっていく。
いかがだったでしょうか?
セルフケアを怠らずに毎日元気よく動ける身体にしていきましょう!
また自分の知識としてご家族や職場の誰かがぎっくり腰になってしまった時にはこの記事の事を思い出して対処していただけたらとても嬉しく思います。