山内です。最近はヌン活というワードが生まれるくらい、アフタヌーンティーが人気で日常にも根付いてきていますが…では、【クリームティー】というワードを聞いたことはありますか？
クリームティーは文字からイメージすると、クリームが入っているミルクティーのように思われがちですが…ミルクティーの一種ではなく紅茶文化（ティータイム）の一つになります。
クリームティーについて
クリームティーって具体的にどのような紅茶文化かというと…
クリームティー（Cream Tea)は…
【スコーン+クロテッドクリーム＆ジャムとミルクティー】を愉しむ、とてもシンプルな紅茶文化のことを言います。
説明通り、スコーンにクロテッドクリームとジャムを塗り、好みのミルクティーと合わせていくのですが、シンプルで王道のTEAフーズとミルクティーの合わせは完ぺきなペアリングで、美味しいTEAタイムを無限∞に楽しめる紅茶文化になります。
スコーンとクリーム＆ジャムはティーフーズにしては見た目がパッとしませんが、この組み合わせを知ってしまうともう離れられない最高の組み合わせになります。
素朴だけど美味しさの土台として完ぺきなスコーンに、クロテッドクリームの甘味、旨味とコクがプラスされ、そこにジャムの甘さと香りが美味しさの幅を広げてくれます。食べ進めることにより口の中に残ってくるクロテッドクリームの油分を、ミルクティーが適度に切って（流して）くれることにより、もう一口…もう一口…と∞に食べたくなるティータイムが完成するというわけなのです。
クリームティーは英国喫茶習慣（ティータイム）？
そんなクリームティーを改めて調べていくと、アフタヌーンティーと同じイギリス紅茶文化=喫茶習慣=ティータイムだと括られています。
では、他にどのようなティータイムがあるのかと調べてみると…
ざっと調べただけでも10ものティータイムが出てきます
• アーリーモーニング（ベットタイム）・ティー（6時～7時頃）
• ブレックファスト・ティー（8時～9時頃）
• イレブンジス・ティー（11時頃）
• ランチ・ティー（12時～13時頃）
• ミッディ・ティー（15時～16時頃)
• アフタヌーン・ティー（16時頃）
• ファイブオクロック・ティー（17時頃）
• ハイ（ミート）・ティー（17時～19時頃）
• アフターディナー・ティー（19時～20時頃）
• ナイト（ナイトキャップ）・ティー（PM23時頃）
こんなに多くのティータイムが存在しているのに驚きますね！
もちろん、すべてのティータイムが日常に取り入れられていたのかはわかりませんが…どれだけ日常にTEAが根付いているのかがわかります☺
そして、お気づきでしょうか？
上記にはアフタヌーンティーは出てくるのに…クリームティーが出てこないのです。
アフタヌーンティーと同じティータイムだと言いながらどうゆうことなのでしょうか？
クリームティーはティータイム？
あくまでも、個人的な解釈になるのですが…
上記に羅列したティータイムは時間軸に沿った紅茶を飲むタイミングについている名前であり、クリームティーは時間に付随しているというより、TEAメニューの名前に近いように感じます
例えば…アフタヌーンティーに行った際、三段のケーキスタンド／トレイで提供されるのではなく、ワンプレートにスコーンとクロテッドクリーム＋ジャムで提供された場合、アフタヌーンティータイムであり、クリームティータイムになるというわけです。
イギリスの方にアフタヌーンティーの話を聞いてみた際も、日常のティー（アフタヌーンティー）タイムでは、素朴でシンプルだけど完ぺきな合わせのクリームティーの方が、三段のトレイでのティータイムより一般的なティータイムだと言っていたのを思い出します。
日本では三段トレイのアフタヌーンティーの方が人気ですが、クリームティーの知名度が上がって、もっとクリームティーのお店が増えればいいですね！
まとめ
実は、クリームティーの起源はアフタヌーンティーよりも古く、バイキングによって破壊されたデヴォンの修道院の修復を、地元民が手伝った際に修道士たちが感謝の意を示すため、クリームとジャムを塗ったパンをふるまったことが元となったと言われているそうです。
三段トレイで提供されるアフタヌーンティーでも、必ず入ってくるスコーン＋クリーム＆ジャム。
いつも三段に拘ることなく、まずは一段：ワンプレートのクリームティーからはじめてみると意外に幸福感が高いことに気づくかもしれませんよ☺
是非、スコーンとクロテッドクリーム、ジャムを準備して…ミルクティーを淹れて素敵なクリームティータイムをお過ごしてみてください！