中村です。美容鍼(びようばり)についてのPart2です。鍼を顔に刺す事で筋肉の緊張や血流が良くなる事で浮腫みなどが取れ小顔になったり、皮膚に小さな傷をつけ、それを修復する際にコラーゲンなどが分泌されたるみ・ほうれん線改善に期待できるなど、前回は上記のような美容鍼の効果であったり、通う頻度などをお伝えさせていただきました。
ただ鍼を刺すという行為にはもちろんデメリットもあります。
そこをきちんと理解した上で美容鍼を受けてより輝く未来に繋げていってほしいなと思います!では、いきましょう!!
痛みはあるの?
結論から述べると痛みは、、、あります!ただ痛みの種類は2種類あります。
1つ目は「チクッ」とした痛み
2つ目は「ズーン」とした痛み
1つ目は鍼が皮膚に入る瞬間に感じる「チクッ」とした痛み
この痛みの原因は毛穴に入ってしまったときに感じられる事が多いです。
お顔や身体には無数の毛穴があるのでこれを完全に避けて鍼を刺すのは難しいですが、出来るだけ痛みの出ない鍼の打ち方を我々、鍼灸師は常日頃から練習していますので、ここの問題に関しては信用していただけたらなと思います。
もし「チクッ」っとなってしまった場合は無理をせずに鍼灸師の方にお伝えしていただけたら場所を変えて鍼を打ち直すので遠慮なく言っていただけると大丈夫です。
また痛みを感じやすい人の特徴として過度に緊張していたり、女性の場合は周期がありますのでその時は身体が敏感になっているので感じやすい傾向にあります。
2つ目の痛みは鍼独特の感覚で「響き」と言われています。
受けた方はこの痛みという表現には「?」がつきそうですが一応ここではこのような表現にさせていただきます。
後ほどこの感覚が出るメカニズムについて述べさせていただきます。
鍼灸師はその方の体型や身体の状態に応じて使う鍼の太さを変えています。
一般的な鍼の太さは髪の毛の太さとさほど変わらないので痛みは出にくい構造になっているので、初めて受けられる方はリラックスして受けていただければなと思います。
響きってなに?
先ほど出てきました「響き」これは鍼特有の感覚でなにか他のものに例えるのは難しいです笑よく表現される仕方は「筋肉を直接掴まれているような感覚」
好きな方は好きですし、むしろこの感覚があるから鍼が苦手という方もいらっしゃいます。
ちなみに私は後者です。笑
ではこの感覚。
身体の中ではどういうメカニズムで起きているのでしょうか?
凝り固まっている筋肉に鍼が刺さると、異物だと感知して防御反応で筋肉が一時的に収縮します。この時に出る感覚が「響き」です。
その後血流が循環し収縮していた筋肉が緩んでいきます。このときに響きも落ち着きます。
身体にとって悪い反応では無いので「ここの筋肉が硬いんだな」こう思いながら受けていただければ問題はないです。
ただ、苦手な方は苦手です。その時は刺したときの痛み同様、伝えれば大丈夫です。
内出血について
美容鍼を受けるにあたって頭の中に入れておいて欲しいのがこの「内出血」への理解。
鍼が身体に入ると、通常は血管がの方が避けてくれますが、血流の流れが悪いところは、血管の弾力性が低下しており、鍼を避けきれずに傷が付きます。
そこから血液が皮下組織に漏れることで起こります。
その際に血液が皮膚の外側へ出れば内出血にはならないのですが、血液が皮下組織に残ってしまうと、その部分がアザのように見えてしまい内出血として残ります。
身体には毛細血管という網目のように広がっている血管がたくさんあります。
この血管は非常に細いのでそこをうまく外して鍼を打つというのは物理的に難しいため、
100%内出血を防ぐのは不可能です。ですので結婚式などの大切なイベントがある前日とかは控えた方がいいでしょう。
場所によっては(イベント前○日対応不可)としているところもあるので受けられる際は来店前に確認することをオススメします。
内出血した場合
内出血した直後というのは、その部分に軽い炎症が起きている状態なので保冷剤なのでまず冷やしていきます。ほとんどは1~2日で治ります。
その後は温めることで血行が促進され早く消えていきます。
内出血の色が数日間、残る場合はコンシーラーやファンデーションなどの化粧品である程度隠すことができますのでご安心ください。
まとめ
全2回にわたり美容鍼の内容をお伝えさせていただきました。
美容鍼を受けるにあたって知っておいて欲しいメリット・デメリットについて特にデメリットを理解した上で受けていただけたらなと思います!これからの人生が美容鍼で華やかしくなりますように。
https://chic-work-lab.jp/fpt/biyoubari1/