この調査は2023年9月12日にweb上で行いました。N=1,269 全国・50歳以上の会社員・公務員・パートアルバイト
今の職場は希望すれば何歳まで働くことができそうですか?

現在の職場では、希望すれば【65歳まで働くことができそう】が29.0%【70歳まで働くことができそう】が21.8%でした。
年代別では、50歳から64歳までの回答者の最多回答は65歳。65歳から69歳までの最多回答は70歳。70歳以上の回答者は80歳が最多の回答でした。
わからないという回答も全年代で多いです。

何歳まで働きたいですか?

何歳まで働きたいですか?【70歳まで】が28.5%【65歳まで】が24.2%でした。【できるだけ早く引退したい】は10.2%でした。
年代別では、は50歳から59歳までの回答者は【65歳】が最多。27.6%、35.5%。
60歳から64歳の回答者は、【65歳まで】が35.4%。【70歳まで】が35.1%でした。
65歳から69歳の回答者は、【70歳まで】が41.6%で最多。
70歳以上の回答者は、【75歳まで】が37.2%で最多でした。

生活していく上で、何歳まで働いて収入がないと困りますか?

生活していく上で、何歳まで働いて収入がないと困りますか?【わからない】が28.5%で最多。【70歳まで】が20.2%でした。
年代別では、は50歳から54歳までの回答者は【70歳】が22.1%で最多。
55歳から64歳の回答者は【65歳】が最多。23.4%、26.2%。
65歳から69歳の回答者は【70歳】が22.4%で最多。
70歳以上の回答者は【75歳】が19.1%で最多でした。

定年や嘱託終了後、次の職探しはいつ頃だと思いますか?

定年や嘱託終了後、次の職探しはいつだと思いますか?【職に就かない】が41.6%で最多。【65歳くらい】が24.1%でした。
年代別では、50歳から54歳までの回答者は【65歳くらい】が30.4%。【職に就かない】が28.7%。
55歳から59歳までの回答者は【職に就かない】が34.4%。【65歳くらい】が29.7%。
60歳から64歳の回答者は、 【職に就かない】が41.0%。 【65歳くらい】が40.2%。
65歳から69歳の回答者は、 【職に就かない】が47.9%。 【70歳くらい】が23.0%。
70歳以上の回答者は、 【職に就かない】が53.6% 【75歳くらい】が16.9%でした。

今現在、65歳以上の新規就労の際に、障害になっていることは何だと思いますか?

今現在、65歳以上の新規就労の際に、障害になっていることは何だと思いますか?(複数回答可)
【年齢制限で応募できない求人がある】38.2%。【体力的に厳しい求人が多い】36.7%。【紙面上、年齢制限はないが、年齢で落とされていると思う】34.1%。【新しい職種に新人で入って仕事を覚えるのが難しい】33.5%でした。
年代別には、50歳から59歳までの回答者は【体力的に厳しい求人が多い】が最多。45.9%、39.2%。
60歳から64歳までの回答者は【年齢制限で応募できない求人がある】37.3%。
65歳から69歳までの回答者は【新しい職種に新人で入って仕事を覚えるのが難しい】36.3%。
70歳以上の回答者は【年齢制限で応募できない求人がある】47.0%が最多。
企業が65歳以上の雇用延長、新規採用で心配することは何だと思いますか?

企業が65歳以上の雇用延長、新規採用で心配することは何だと思いますか?(複数回答可)【病気で仕事を休むんじゃないか】が50.4%で最多。【仕事が覚えられないんじゃないか】が40.0%。
年代別では、50歳から69歳までの回答者すべて1位【病気】。2位【仕事が覚えられない】でした。
70歳以上の回答者は1位【病気】。2位【若い上司とうまくいかないんじゃないか】でした。

企業が65歳以上の雇用延長、新規採用で期待している(評価している)ことは何だと思いますか?

企業が65歳以上の雇用延長、新規採用で期待する(評価している)ことは何だと思いますか?(複数回答可)
【経験や知識がある】が64.6%で最多。【まじめに取り組む】が45.3%。【出勤日数を減らしても受け入れてもらえる】40.2%でした。
年代別では、50歳から69歳までの回答者すべて1位2位が同じで、
70歳以上は【出勤日数】が50.8%で2位に入ります。

職場で30分の身体能力テストを毎年実施したらどう思いますか?

職場で30分の身体能力テストを毎年実施したらどう思いますか?(複数回答可)【今の自分が分かるので受けたい】が40.3%で最多。
年代別では、全年齢で【今の自分が分かるので受けたい】が最多。32.0%から45.4%。2位は50歳から54歳までの回答者【去年の自分と比較できるので受けたい】と【わからない】が同率27.1%。
55歳から64歳までの回答者は【わからない】26.7%、25.1%。
65歳から69歳までの回答者は【去年の自分と比較できるので受けたい】と【健康意識が高まると思う】が同率25.2%。
70歳以上の回答者は【健康意識が高まると思う】が35.5%でした。

まとめ
•現在の職場で65歳まで働けそう29%、70歳まで働けそう21.8%。65歳や70歳まで継続して働ける環境が多い。
•70歳まで働きたい方が28.5%、65歳まで働きたい方が24.2%。65歳で退職してから再度働きたい方がいる。
•生活していく上で何歳まで働いて収入を得る必要があるかわからない方が28.5%。70歳までが20.2%、65歳までが17.0%。自身が65歳以上になるとまだ働かないといけないと考える方が増える。
•定年や嘱託終了後は職に就かないと考える方が41.6%いる。逆算すると58.4%の方が自営も含め働くと考えている。
•次の仕事を探すタイミングは65歳くらいが24.1%、70歳くらいが11.5%。この年代の新規求職者がいる。
•65歳以上の新規就労の際の問題点は、多くの企業が60歳定年であることを受け、50歳から54歳は体力的に厳しい求人が多いが45.9%で1位。55歳から59歳までは体力的に厳しい求人が多いが39.2%で1位。60歳から64歳までは年齢制限が37.3%で1位。65歳から69歳までは仕事を覚えることが難しいが36.3%で1位。70歳以上は年齢制限が47.0%で1位。求人票の年齢制限がキリの良い60歳・65歳・70歳であることが多いと推測され、各年代の問題点も変わる。
•企業が65歳以上の雇用延長、新規採用で心配することは、病気で休むが50.4%で1位。病気で休むは50歳から54歳までが54.1%で最多。順に下がり70歳以上は45.4%。仕事が覚えられないが50歳から54歳までが48.6%で最多。順に下がり70歳以上は31.1%。70歳以上は若い上司とうまくいかないが36.6%と増えて2位になる。
•企業が65歳以上の雇用延長、新規採用で期待する(評価している)ことは全年代で経験や知識があるが1位。50歳から69歳まででまじめに取り組むが2位。70歳以上は出勤日数を減らしても受け入れてもらえるが50.8%で2位。70歳を超えると出勤日数の調整をされても構わないという特徴が出た。
•職場で30分ほどの身体能力テストを毎年実施したらどう思いますか?今の自分がわかるので受けたいが全年代で40.3%で1位。2位は50歳から64歳は去年の自分と比較できるので受けたい。65歳から69歳までは、去年の自分と比較できるので受けたいと毎年その時期に向けて健康意識が高まると思うが同率2位。70歳以上は毎年その時期に向けて健康意識が高まると思うが2位。年代が上がるほど健康意識が向上している。
•何歳まで働いて収入がないと困るかが分からない方が28.5%いるため、70歳まで働きたい、65歳まで働くことになる方はアンケート結果よりも相当増えると思われる。また、年齢を重ねるほど自身の健康に対しての意識が高くなることが読み取れる。また、企業側の求人難に関して、体力的な不安を抱える方が多いのでその点に対する対処を検討すること、応募年齢のずらしを検討することで応募者の増加を図る必要を感じる。